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2014年4月15日火曜日

「早稲田大学生活協同組合 大隅ガーデンハウス」 ムスリムの学生さんらと開発したハラルメニュー

こんにちは。マレーシアテストマーケティングチームの麗子(市場調査担当)です。
弊社では、マレーシアを拠点とし日本企業のマーケティング・販路開拓・インバウンド観光等ご支援させていただいています。

マレーシアは国教がイスラム教で、ムスリム人口は全人口の約6割です。そのため、弊社の活動の中では、やはりムスリムの学生さんや親御さんとお話をする機会が多く、お食事※に関する不安の声をよく耳にしていました。
今日は、「早稲田大学生活協同組合 大隅ガーデンハウス」様の貴重な取り組みを伺うことができましたので、ご紹介させていただきます!
早稲田大学生活協同組合 大隅ガーデンハウス様のハラルメニュー
とても、美味しそうです!

※イスラム教では、シャリア法(イスラム法)に基づき許されたものをハラルと言い、許されないものをハラムと言います。
この概念は食品にも適用され、ハラム食品として、以下のようなものがあげられます。
豚、豚由来製品(ベーコン、ソーセージ、ゼラチン、乳化剤など多岐に亘る)、アルコール、シャリア法に則って処理されていない食肉など



【早稲田大学生活協同組合 大隅ガーデンハウス様でハラルメニューが提供されるまで】

・きっかけ
日本への留学希望者から早稲田大学に、ハラルメニューを含めイスラム文化への対応状況に関する問い合わせが増えたことで、ムスリムの学生さんや学内関係機関から受けた要望がきっかけ。
そして、以下のような段階を経て対応されたそうです。
  
・ハラル食品の取り扱いおよび表示
購買店で、お茶やインスタント食品などのハラル食品を取り扱い、また畜肉を使用していないメニューには「Meat Free」の表示をするといった初期対応。
 
・ハラルメニューの開発
「必ず守らなければいけないこと(主に豚肉とアルコールの不使用や不接触)」を守る、「対応できること、できないこと」を明確にするという観点から、ムスリムの学生さんや学内関係機関と早稲田大学生活協同組合(生協食堂)で綿密な打ち合わせ、食材、保管場所、調理~盛付~食器の洗浄までの工程を詳細に点検しながらハラルメニューを開発。

・ハラルメニューの提供
以上の対応を経て、2013年4月より、利用者に安心してメニューを選んで頂けるように、チェック項目やガイドラインを店舗に提示するという配慮もされながら、提供が実現。



「必ず守らなければいけないこと」「対応できること、できないこと」をムスリムの学生さんや学内関係機関で一丸となって、整理・対応されました。できることから着実に進められ、利用者に安心して選んで頂ける体制でハラルメニューを実現されています。

「早稲田大学生活協同組合 大隅ガーデンハウス」様、貴重なお話をお伺いすることができました。
誠にありがとうございました。




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