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2014年3月31日月曜日

イスラム教のナジス(najis:不浄なもの)とは?

マレーシアテストマーケティングチームの麗子(市場調査担当)です。
今日は、イスラム教のナジス(najis:不浄なもの)について、お話します。
 
ナジスとして定義されているものには、以下のようなものがあります。
 ・ 犬と豚、それらに関わるもの(唾液、毛、皮膚、排便等)
 ・ ハラムのものと混じったもの
 ・ ハラムのものに直接触れたもの
 ・ 人や動物の糞尿、血、膿み、嘔吐、胎盤、糞便、豚と犬の精子、卵子
  (その他の動物の精液および卵子は除く)
 ・ 死肉、ハラールな動物でもハラールに屠殺されていない動物
 ・ アルコールを含む食品、または飲料


イスラームにおける不浄-Najisの記事にありますが、このナジスには重度、軽度、中度と種類があります。
なぜ、豚由来の材料を使った食品がハラムなのか。。。それは豚が重度のナジスだからです。
同様に豚の皮製品もナジス、ハラムに区分されますので、ムスリムの方に皮製品をプレゼントする時は気をつけてくださいね。

ただ、ナジスには、ディバグ(儀礼的清浄)で浄化する方法※があります。
生産ラインなどナジスを取り扱った環境は、このディバグを行うことでハラル化することができます。

ディバグ(概略)
・7回洗浄すること。
・7回のうち一回は水と土を混ぜたもので洗浄すること。
・土は懸濁液するのに足りる量とすること。
・使用する土は 、ナジスが無く、油などの不純物が無いこと。
・使用する水は、自然のもので、ナジスが無いこと。

※インドネシアで伺ったお話ですと、中度のナジスは、においや色を取り除くとして通常の洗い物のような洗浄など、ナジスの種類により浄化方法が異なる場合もあるということでした。



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