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2013年12月11日水曜日

イスラームにおける不浄-Najis


皆様こんにちは。めとりしです。


久しぶりに日本へ帰ってきました。 束の間の滞在、マレーシアで忘れかけていた日本を満喫しております。
ここ最近、気がつけば豚メニューの料理ばかりを食べています。豚の野菜炒め、カツカレー、etc

もちろんマレーシアでも豚は食べられます。ただ、イスラム教徒の国でポークを食べるのに少々の罪悪感を感じておりました...(涙)



豚は不浄の存在として忌み嫌われていますが、なぜでしょう?その理由を問うのは禁忌なので明確な答えは分かりません。

しかし、調べてみるとナジス(Najis-不浄)と呼ばれる避けるべき存在があり、それらは3区分されていることが分かりました。


1.ムガラザ(Mughallazah)
最も程度の重いナジス。豚や犬、それらの開口部から排泄された液体・物質、その子孫及びは生物がこれに相当します。

2.ムカファファ(Mukhaffafah)
程度の軽いナジス。母乳以外飲んでいない2歳以下の男児の尿のみがこれに相当します。

3.ムタワッシタ(Mutawassitah)
程度は重くも軽くもない、中程度のナジス。嘔吐物、膿、血液、カマール(アルコール飲料など)、死肉ならびに開口部から排泄された液体・物質がこれに相当します。


ハラル認証を受けるには程度の度合いに関係なく、全ての不浄(ナジス)が含まれていないことが絶対条件です。ですが、このような区分が規定されているのは興味深いですね。


ムスリムのイスラムに対する敬虔さも人それぞれでして、ビール・ワインをがぶ飲みしちゃう人もいます(アララ...)

僕が今まで出会った方もピンキリでした。でも、どの方も、例えベロンベロンに酔うまでお酒を飲んでしまう人ですら、豚だけは絶対に避けていました。なんでだろう?と思ったのですが、この概念が関係しているのかもしれませんね。






 
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