海外へ出張する、移住する、駐在する、留学する、いずれの場合でも医療面の心配はつきものです。特に、移住や駐在など長期に滞在する場合はなおさらのこと。
約30年間に渡り海外移住者向けに情報提供しているInternational Livingから、医療制度のランキングが発表されました。
外国人向け医療環境のランキング
マレーシアが3位にランクインです。日本人にとってマレーシアの医療レベルが高いというのは意外に感じる人も多いのではないでしょうか。2位のウルグアイも意外な感じがしますね。実はこれらの国の医療レベルは高いのです。3位 マレーシア
海外旅行傷害保険があれば、キャッシュレスで受診可能。日本語に対応している病院もあります。医療観光で有名なほどに医療レベルも高いのがマレーシアです。
- 医療観光でも有名。特にインドネシアから来る人が多い。
- ほとんどの医師が英語を話せる。日本語対応している病院も。
- 西欧とくらべても医療の専門知識は同等かそれ以上で、世界的に見てもベストであり、かつ価格が安価。
- 現時点で、外国人は公的医療制度のシステムを利用することはできないが、安価な保険制度があるため(健康な50台男性で4万〜10万/年)特に問題は無い。
- 歯科医師は米国または英国でトレーニングを受けている。
2位 ウルグアイ
ウルグアイは白人の国で、教育水準も高いとされています。公立の医療機関よりも私立の医療機関のほうがレベルは高いとのこと。でも人口が少ないので症例の少ない病気の治療は難しいようです。
- 検診から手術まで極めて安価に提供される。
- 多くの医療機関は独立した組織で構成されており、それらが多様な規模のネットワークを組んでいる。
- ウルグアイでは、hospital planと呼ばれる月額の費用を払うことで、このネットワークを通じて、定期健診から手術に至るまでの医療サービスを受けられる。
(富裕層は、来ることがあてにならない公的医療機関では無く、私立病院と契約を結んで対応している)
1位 フランス
医療水準は世界トップレベル。受診や治療の手続きは日本と大きく異る模様で、実際に行く際は事前にチェックしておいたほうがよいでしょう。
- 都市部の医療従事者が英語を話せる
- 公共医療制度、民間医療制度の充実
- 社会保障制度の支払いを行っている人に公共医療制度のサービスが提供されており、訪問診療、入院など多くの範囲をカバーしている。
(参考)
http://internationalliving.com/2014/02/where-to-go-for-the-best-health-care-in-the-world/
http://internationalliving.com/2014/01/the-best-places-to-retire-2014/
http://internationalliving.com/2014/01/best-places-retire-overseas-affordable-efficient-health-care/
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/
マレーシア・クアラルンプール近辺で、日本語対応可能な病院
前述のとおり海外旅行傷害保険があればキャッシュレスで受診可能で便利は便利なのですが、やはり病状を伝える場合など日本語が通じたほうが断然いいですよね。日本語に対応している病院のリスト(2014/03現在)
- HSC Japan Clinic 03 -2712-0867
- Clique Clinic 03-7960-1211
- Sime Darby Medical Centre 03-5634-1212
- Pantai Hospital Kuala Lumpur 03-2296-0888
- Gleneagles Hospital Kuala Lumpur 03-4141-3000
- Mahameru International Medical Center 03-2287-0988
- KPJ Damansara Specialist Hospital 03-7722-2692
ちなみに、救急車を呼ぶと別料金です。以下は救急専門会社(2014/03現在)。
RED CRESCENT 03-4257-8122
ST. JOHN 03-9285-5294
LIFE LINE 03-7956-9999
LIFE CARE 03-7785-1919
海外の病院検索サイト
こちらも参考までに。
http://www.hcpg.jp/hospital/