マレーシアへ来て1カ月半が経ちました。初めての海外生活で慣れないこともあり大変でしたが、一番大変な目にあった話をしようと思います。
世界中のバックパッカーが恐れるもの、それは「南京虫」です。彼らがホテルを選ぶ基準はエアコン付かどうかでも、ホットシャワーがあるかどうかでも、朝食がついているかどうかでもなく、南京虫が出るか出ないか、それが一番大きな懸念事項なのです。
昼間はベッドや壁の隙間で息をひそめて隠れているのですが、夜になるとモゾモゾを動き始めます。
こいつに噛まれると激しい痒みに襲われ、1か月以上継続し、3か月以上傷跡が残ると言われています。しかも1か所に留まらず、何か所も噛むのでひどい場合は腕だけで20～30か所噛まれることも.....Σ(((((゜д゜;)))))
僕の友人も旅先でやられた、という話を聞いておりましたが幸い被害にあったことがなく、「へぇ～そんな恐ろしいヤツなんだ」と他人事に思っていました。
さてさて、来馬早々には住む場所を決めておらず、新居を探す間は安宿に滞在していました。
1泊35リンギット（≒1,050円）だけあって部屋は狭くて暗く、あまり清掃も施されていない状態。安宿なので文句は言えません。
しかし.....ヤツは潜んでいたのです。
1週間ほど過ぎた夜、身体中に急激な痒みが襲いました。初めはジンマシンか何かかと思ったのですが、よく見てみると虫に噛まれたような跡形。窓は閉めているので蚊が入ってくるわけもなく....??
訳もわからぬまま尋常じゃない痒みに苦しみ続け、ある日壁を這う虫を発見。
「まさか！？」
と思ってネットで調べると正体が発覚！噂のヤツが出ました（涙）
南京虫というオシャレな名前に騙されてはいけません（怒）
＊写真付きのページへ飛びます。虫が苦手な方はご注意ください
薬局で売っている痒み止の塗り薬も効かず、もだえ苦しむ日々（ヒィィィ....）
そんなある日、コンビニで見つけた効きそうなパッケージの薬を見つけて即購入！
KKマート（コンビニエンスストア）で発見。19.8RM(≒600円)と外国人にとってはお手頃価格。
急いで腕に脚に首に、全身に塗りたくります。するとどうでしょう？1分後には火傷のような激しい火照りを感じ、再び悶え苦しむことに.....（￣▽￣lll）
失敗した！と思ったのですが、よくよく見てみると傷跡が和らいでいるではありませんか！同時にあのおぞましい痒みもみるみる終息！
それでも痒みが退くまで1週間はかかりましたが南京虫対策として効果は高いはず！現地マレー人の方に「この薬、南京虫によく効くんですけど知ってますか？」と尋ねてみました。
すると、
「ああ、これはマッサージ用のですね。マッサージする前に体に塗るヤツですよ～。」
..........え？？
＊ 勿論、蚊などの虫刺されにも効果もある...ようです。
