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2013年9月25日水曜日

ハラルとイスラム :: ムスリムよりもムスリムらしい人たち

Written by Hedi:

ムスリムの方から、イスラムに関するとても興味深い話を聞く事ができました。
その中からちょっとだけシェアします。

お話を聞いた方

この人は、日本の某有名大学に留学し今はマレーシアでビジネスをしているのですが、日本文化にも明るい方でして、日本語で説明してくれたので非常にわかりやすく聞くことができました。

ムスリムの新婚さん



悲しむべき事

イスラムのマイナスの面を語る場面が多かった印象です。

『近年、傾向として戒律の厳しさが増している。より形式的な面が重視されており、本質を捉えていないように思え、憤りを感じる』

『イスラムの教えの本質的な部分を理解し、謙虚さ、まじめさ、正直さ、などを大事にすべき。最近、形式を守っていれば(例えば)正直でなくとも許される、と考える人が出て来ているのは悲しいこと。』

エリート志向では無いということ。日本の学校ということ。

エリートである彼にはお子さんがいるのですが、日本の学校に入れたいと思っている、と言っていました。決してそれは、エリートになって欲しいわけでは無いようです。

『勉強ができるようになることよりも大事な事がある。しつけが大事。例えば、日本学校の先生が言う「当たり前のことを当たり前と思わず感謝しなさい」という言葉はすばらしい』

『日本人は謙虚でまじめで正直。下手なムスリムよりもムスリムらしさがあるとさえ思える』


このような評価は、買い被り過ぎという気がしますが、普通にありがたくもあり。



日本とイスラム


言われてみれば、トルコも、マレーシアも、インドネシアといった国も親日ですが、彼らの宗教観と日本人の精神性の関係が背景の 1 つにあるのかもしれません。






日本人として彼らの友好とに感謝していくべきであろうと思います。

そしてもう一つは日本人の宗教感は、多くの信仰と対立しない、とでもいいましょうか。

ほぼ全ての宗教が、過去を通じてカルトの亜流を産む等、負の歴史を抱えています。
宗教の課題に関して、多くの国においてフラットな視座を求めることが叶わない中で、相対構造の中で宗教を語らない日本人は、貴重なのかもしれないと考えます。

そして、世界がどう評価しようが、少なくとも日本人は正しくイスラム社会を理解すべきだ、とも。

まだまだ、十分な理解にはほど遠いですが・・

 
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