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2013年9月13日金曜日

ハラルとイスラム :: ブルキニ

Written by Hedi
ドイツでの「宗教上の理由から、 学校で男子と一緒に行われる水泳の授業に参加しない権利を 認めるよう求めた訴訟」の記事。教育と宗教、何れが優先されるべきなのか、という見方をされていたみたいです。




ドイツに住むイスラム教徒の女子生徒(13)が宗教上の理由から、 学校で男子と一緒に行われる水泳の授業に参加しない権利を 認めるよう求めた訴訟の判決公判が11日、ライプチヒの 連邦行政裁判所(最終審)であった.....(略)


結論としては簡単にいうと「ブルキニ(下の写真)を着て参加しなさい」てことですね。

イスラムの水着=ブルキニ

もっと見たい人は、こちら。ブルキニ - NAVERまとめ -

ムスリムの主張として、男女同じ授業てのが(特に水泳は)宗教的に駄目、ということなのか、学校の現場で「ブルキニ着ちゃダメ」って言われてた、って事なのかちょっと見えてきません。

てことで、少し調べてみたら2009年にも同じドイツで類似の判決が。



....(略)
しかしミュスター町の行政裁判所は、当該女子児童のプール授業免除の訴えを却下し、ただし、児童が「ブルキニ」としてしられる全身を覆う水着を着用してもよいとした。裁判所はまた、控訴の選択肢を認めなかった。
「ドイッチェ・ヴェレ」紙は、この件に関する記事で、ドイツの教員組合と教育関係者は、公立校で男女児童を別々の教室で勉強させようとする要求に対しては、常に反対してきたとしている。また、同紙は、この件がドイツ国内のイスラム教徒を分断させており、保守的なイスラム教徒たちが今回の判決の変更を主張しているとしている。


フランスなど他の国でも類似の議論が見かけられますね。

この件については、最初からブルキニを認めておけば良いのでは?と思われたのですが、さにあらず。欧米側、教育側の主張としては「公衆衛生上ブルキニは望ましくない」との立場をとっている模様で、これは言い分としてもわからなくも無い。洋服のまま風呂入んなよ、て感じなんでしょうか。やはり「自分たちの社会に適応してもらわないとね」との心理はあるように感じます。
また、イスラム社会との融和は、欧米において大きなテーマであることを伺わせます。

ムスリムがまだまだマイノリティの日本では想像しにくいのですが、何れ直面するテーマかもしれません。「違いをリスペクトし愛せる度量」を持てるかどうかが、鍵のような気がします。

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でもこの記事についてる語られるコメントは、結構偏った見方が多いですね...
イスラムのイメージを反映しているように思います。

偏見があるほどに知られていないマーケットということでもありますよね。
日本人はまだ気付いてないイスラムマーケット。

ブルキニもそのひとつと思います。

 
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